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TAKASHI BLOG

心に残るキャッチコピー。

Written by Takashi Yamanaka

TAKASHIーDESIGNはでキャッチコピーを考える仕事もしています。キャッチコピーは端的に、その商品を無駄なくいかに伝えられるかというものです。

「広告」とは本来見てもらいはずのものですが、ここまで情報がありふれた時代ですと、デザインがいい、とか、色合いがキレイだけでは、なかなか見てもらえません。

特に外に設置された看板などに書かれるキャッチは、そうとう入念に考えられたキャッチが並んでいます。

今回、ご紹介したいのものは誰もが知っている「味の素」のキャッチです。

毎年、秀逸なキャッチと広告を出していて、いつも個人的に注目しているのですが数年前に出したシリーズが今振り返っても「よくできているな〜」と感じていました。

ごはんだよ。帰っておいで。

家族のために働いているんだけど、がんばればがんばるほど。

家族と離れていくよ。うまくいかないなぁ。

そんな思いを抱えて。いつも遅くまで働いている人へ。

あなたがつらいとき、寂しいとき、あなたを思う家族がいます。

あなたのためにつくった、うちごはんが待っています。

ときには残業もやむを得ない。という考え方もあるけれど、

支えてくれるのはやっぱり、家族の絆、うちごはんの味。

味の素はこれまでも、家庭の料理を味でお手伝いしてきました。

これからも、うちごはんで結ばれた家族を応援していきます。

うちごはんで、家族はもっと、家族になる。

残業は大変ですが、やっぱり早く帰って家のご飯を食べたい。
そして一口食べて「コレを味わうために頑張ってるんだ」と思うこともあると思います。

実家へ帰ろう、帰ろうと思っても、

いつも仕事で帰れない。田舎が遠いとなかなかね。

そんな思いを胸に、都会生活をおくっている人へ、

あなたがつらいときも、寂しいときも、遠くからあなたを思う家族がいます。

自分を育ててくれたあの「おふくろの味」とともに、

帰省すら忘れるほど、仕事に打ち込むはいいことだけど、

忘れてはいけないのは、家族の絆、うちごはんの味。

味の素はこれまでも、家庭の料理を味でお手伝いしてきました。

これからも、うちごはんで結ばれた家族を応援していきます。

うちごはんで、家族はもっと、家族になる。

誰にだって帰る場所があって…年に何度かこういうシーンを見る度に、「いつかちゃんと面倒見てあげないと」と思ったのも事実です。
こんな母の後ろ姿を誰もが見たことがあるんじゃないでしょうか。
コピーライターってとっても素敵な仕事だな。っと昔に再確認した思い出の一枚です。

家族の誰とも、顔をあわせたくないときもある。

それでも、いっしょに食卓を囲んだら、自然と顔がほころんでいくー。

うちごはんには、家族をひとつにするチカラがあります。

「内食」という言葉が生まれるずっと前から、味の素は家庭の味を支えてきました。これからも家族をつなぐお手伝いをしていきます。

うちごはんは、家族をつなぐ素。

大人でもない、子供でもない10代の頃に反抗して突っぱねて家出したり、何日も帰らなかったり、その「遊び」の向こう側にある「虚無」に気づいたときこそ、

お母さんの「ごはんだよ。帰っておいで」というフレーズがスッと胸に入ってくるんじゃないでしょうか。

こちらも秀作。

これ、ぜんぶ失敗作

最後は「これ、ぜんぶ失敗作」…から生まれましたシリーズ。

おふくろの味の肉じゃがに、子どもに人気のグラタン、精進料理の高野豆腐だって、失敗が生んだ成功作です。

あ~失敗。
努力が一瞬で無になるその瞬間、例えようもないがっかり感が私たちを襲います。

人は誰でも失敗するというけれど、それでもやっぱりショックなもの。

だけど声を大きくして言います。どうかそこで諦めないでください。
今では定番の肉じゃがだってビーフシチューの失敗作が始まりだから。

日本人らしい知恵と工夫でアレンジしたことで、まったく新しい「日本食」の誕生につながったのだから。焼いてみようか、煮込もうか。うま味をプラスしようか。

本当の料理上手は、アレンジ上手。さあ、きょうも挑戦を楽みたい。
少々失敗しても、逆転できるから料理は面白い。

美味しい、コクがある、酸味が効いている。ピリ辛で…など味を形容する表現は沢山ありますが、そういう直接的な言い回しを使わずに、「経験」からその商品やサービスの価値を表現する。

キャッチコピーは、なにか特別な意味や価値が発見できるので僕はいつもキャッチコピーを見てそのフレーズの意味をとことん考えてみたりします。

職業病ですね。

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