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TAKASHI BLOG

クリエイターに求められる対価の対象。

Written by Takashi Yamanaka

昨日から梅雨入りですね。

さて、最近クリエイティブでお金をもらうって事が、時と場合によっては凄く難しいことだなーと感じる出来事がありました。

クリエイティブってどこまでもこだわれるし、ぶっちゃけ終わりはないのです。

たとえば名刺のデザイン。
本格的なところにコンサルをお願いしたりすると、1名分の名刺制作代金だけで軽く10万円とかかかってしまいます。

テンプレートを使えば自分でも10分くらいで出来るものですし、安い会社に発注すれば数千円で作ってくれる会社はたくさんあるでしょう。

ところがクライアントは、「とりあえずあればいい。」とか、「とりあえず適当に作ってほしい」とか「デザインはここ(競合)とほとんど同じで」といったオーダーをしてくる事もあります。

テンプレートに当てはめて名刺を作っている会社を適当に作ってるとは言いませんが、少なくともデザインで飯食ってるデザイナーは、そういった仕事はあまりやりたくない無いことでしょう。

やはりデザイナーはどんなクライアントのどんな仕事でも、「自分が作った。」と胸を張って言える仕事をしなくてはなりません。

デザイナーに求められる対価の対象

デザイナーはクリエイティブ、つまり創造することでお金をもらってるし、そこにアイデンティティを見出すべきだと僕は考えています。

つまり、作業したことによる対価でお金をもらうのではないのです。

ところが、作業したことによる対価に対して金銭を発生しようとする顧客というのは間違いなく存在します。(工数という概念も存在しますがそれはSEの仕事の場合に多い)

そして僕らもそういった顧客に合わせざるを得ないときというのがありますが、本来はそういった事でお金をいただくのではなく、創造した事による対価でお金を頂きたいなーと考えているのですが、ここのバランスは難しいですね。

誰だってコストを削減したい時代だとは思いますが、僕らは自分たちが行ったあらゆる仕事に責任を持って臨みたいので、そういった仕事はあまり受けないことに決めています。

ちなみに、顧客の希望する掲載したい情報を、ユーザーに分かりやすく設計するのがデザインだと考えているので、自分の作品として顧客無視で作られたものはアートだと考えています。

デザイナーとアーティストは別物ですね。

お客様からのあるお願い

特にコーポレートBLOGに書いたばかりでなんですが、小規模事業者持続化補助金。

実は、以前お願いされたのことがあるのですが、「10万円程度のWEBサイトを作ってその差額分をいくらかバックしてほしい」というクライアント様からの要望。これ系のお願いがあるよ!というのはちょくちょく他の人から聞いていたのです。

もちろん、気持ちよくお断りさせていただきました。

10万円分のWEBサイトを制作してそのうち30万円もらって、残りを先方にバック。
これって別に業種が違えば、世の中的にはおかしい事でも、珍しいことでも無いのでしょう。でも、今まで身銭切って「TAKASHI-DESIGNさんにWEBサイトを作ってほしいです」とお願いしてきてくれたお客様がいてくれてます。

そして、そのお客様がいるから、今のTAKASHI-DESIGNがあるのです。

そう考えたら、すごく自然な考え方ですが、たとえいくらか「得をする」「利益になる」等の損得勘定なスケール感でその条件で「引き受ける」という選択肢ははっきり言いますが、僕の中にないです。絶対に。

でないと、僕はデザイナーとして、クリエイターとして大成することは100パー無いと考えています。

自分に対して「義」を通す。

これって大事なことかもしれませんね。

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