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TAKASHI BLOG

伝統と歴史、そして糸を紡いで現代に。

Written by Takashi Yamanaka

2019年からお打ち合わせを重ねてきたプロジェクトの中に実は「浜ちりめん」があります。

昭和生まれで長浜育ちの方なら誰もが聞いたことのある「浜ちりめん」

ルーツをたどると約300年前にまでさかのぼる、長浜の絹織物製造。 「浜ちりめん」の名で京友禅や加賀友禅の下地に用いられる白生地として、最高級の地位を確立してきました。

時流によって生まれていった変化

最盛期とされる昭和40年代には185万反が生産され、織物工場をはじめ関連事業所が市内のあちこちで、機織りの音が響きわたりました。 しかし、和装需要の低下に加え、品質ゆえの価格の高さは手が届きにくく、近年の生産数は4万反ほどに減少してしまいました。 関連事業所はこの30年で124から12に減っています。

そんな従来の浜ちりめんを新たに「長浜シルク」として新たな活路を見出すために3社の織物事業者様と打ち合わせを重ねて2月の展示会までに色々と構想を練っている段階です。

輪奈ビロード

長浜は、京都・丹後、新潟・五泉や小千谷と並ぶ全国でも有数の「白生地産地」。
これまでに浜ちりめんと、そしてもう1種の白生地が長浜にはあります。それが「輪奈ビロード」。

タケツネの武田規与枝さんは輪奈ビロードを知らない人に説明するとき、まず最初にこのように説明されるそうです。
「織田信長の画像で赤いマント」を羽織っているものが輪奈ビロードです。と。

実は今日、別のプロジェクトでタケツネさんに立ち会って来たのですが、やっぱりここから生まれる商品達は心躍るものがあります。

この伝統的な素材を、「今」の時代にしかも和装とはまた違うベクトルで活躍できるように構想を練っておられます。

映像も見てもらいたいのでぜひCHECKしてみてください。

こちら釣り仲間でもある「仕立て屋と職人」石井拳之くんのディレクションによって生まれたPromotion Movie

飾らない職人の持つ土着的な部分と、華やかに生み出された織物とのアートが融合した作品。

ついつい引き込まれるオリジナリティ溢れる、独自の世界観が魅力的です。

Movieのオープニングでは輪奈ビロード生地。青い色の部分は「針」と呼ばれる芯材。これを抜くと生地のループが浮かび上がってくるんですが、なんとも素晴らしいです。

伝統的な生地や製法を用いて現代にリファインして再定義するプロダクトなんですが、もとアパレルの僕からするとワクワクしてしまうのが本音です。

こちらのLPを製作中なのですが、公開時にはまたご報告させていただきます。

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