360℃ Google street view

TAKASHI BLOG

IN&OUT,あるいは飲&嘔吐

Written by Takashi Yamanaka

この日は僕の好きなグラフィックデザイナー 仲條正義さんの作品を見に京都Addギャラリー 第212回企画展

「 IN&OUT,あるいは飲&嘔吐 」に行ってきた。

なんとも飛ばしたというか、仲條さんワールド全開な企画展のタイトル。

ギャルソンも手がけた仲條さん

過去、ギャルソン コレクションのpress資料も手がけておられたことを知り、ひとり興奮。

トーキョータワー デ
コム デ ギャルソン

他の数多くの作品が展示されており、過去に手がけられた各企業のCI計画からがっつりディレクションしたものから、今まで開いた個展のアーカイヴ作品までが展示されていた。

80歳を越えてからのアート

今後、僕自身が展開していきたい方向性なだけに入念にcheckしていく。

何やらところ狭しと敷き詰められた数字。
これなんだろ?と思って近づいて見ると…

カレンダー(笑)

もちろん実用性に欠けるけど「アート」という観点から見たときに他を圧倒する存在感を放っている。しかもこれを80歳越えてから手がけてるというから、その高純度の感性から吐出される作品群にただただ脱帽。

迎合しない美学。

作品にもよるけど、どこかPUNKの要素を感じる仲條さんの作風。

この日、別の上映室のスクリーンに、インタビュアーが質問している様子が映し出されていた…

「20年くらい前は印刷技法もシルクスクリーン(ポップアート全盛)が流行ってましたが仲條さんはオフセット印刷にこだわっておられたんですか?」という質問に対し、

世の中がそういう流れだったからね。僕はああいう連中と一緒に混ざりたくなかったから。

これやったら、売れる。儲かる。って分かってても、ヤラない(笑)
もう、その姿勢がPUNKです。

質問は続く…

お次は音楽の話。「仲條さんの好きな音楽はなんですか?」という問いに対し

プレスリーは聴くかな。でもその後に出てきたビートルズは聴かなかったな。女々しいい歌い方が嫌いだった。

初めてだった。ビートルズを、女々しいと言い放った人(笑)

というか、それもそのはず、団塊世代の方たちにとって最高のアイドルだったわけで、当時、彼らより一回り近く年上だった仲條さんからしたら、「何だ?このガキども」って思ったんだろうな。(笑)思わず納得。

フジのヤマイ

富士の病。。。フフフ

特に「フ」のフォントとサイズ感。

イッてるな。

コーポレートアイデンティティーから手がけた「商品を楽しく演出する」資生堂パーラーのパッケージ、アルファベットの連作「タクティクスデザイン」ポスター、そして個展で発表した写真の「富士」のようなナゾめいたイラストレーションの数々……

一人の人間から生み出されたとは思えないほどの振り幅の広さには驚きだった。

仲條正義というグラフィクデザイナーの作品を洪水の様に浴び、刺激を受けた一日だった。

 

Pocket