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TAKASHI BLOG

さざなみ古書店

Written by Takashi Yamanaka

長浜八幡宮からすこし西に入った箇所にある「さざなみ古書店」さん。

「大変。PCから煙がでて、修理に出すから暫くネットが使えないわ。でも私こう思ったの。これでまた昭和に戻れるわ。」

この日も店内に入るなり、いきなり中村さんワールド全開で迎えられた。

「あぁ、今日も来てよかった」そんな風に僕は思った。

初めて店主の中村さんとお会いしたのはたしか、滋賀に帰ってきてからすぐだから四年ほど前だったと思う。まだこの頃は商店街の“うらくろ通り”の少しばかり奥まった所にお店を構えておられておられた。

それも土足厳禁で靴を脱いで店内に入らないといけないというスタイルはとても斬新だった。

初めて会話を交わしたのにも関わらず、僕たちは何故かとても仲の良いような、例えるなら旧友と再会できたような、感覚になったのを今でも思い出す。

それもそのはず、中村さんも大のビートルス好き。
店内には僕も見たことのないようなビートルズグッズが並べられていた。
もうこの時点で仲良くなれないはずが無い。(笑)特にその時は、ポールの久しぶりの来日公演ということもあり、二人はその会話で持ち切りだったことを記憶している。

特リアルタイムで青春時代ど真ん中!を過ごされた中村さん。やっぱり熱量がちがう(笑)

本は本のままでいい。

それにしてもテクノロジーの進化で僕の周辺にあるものも仕事柄?かなり色々なものがデジタル化してきている。

その中でも「本」もそのひとつ。「電子書籍」が誕生し、いつの日からか気軽に書籍をタブレット内にダウンロードして持ち歩けるように成った。

本は増えれば増えるほど、結構スペースをとることになる。きっと自分も電子書籍にシフトしてくんだろうな。
流行り始めたころ、僕はそんな風に思っていた。

ところが三年経ってみてどうかと言うと、絶版してしまって手に入らなくなってしまった本を除き、電子書籍を全く活用していない。

これは懐古的な考え方かも知れないけれど、僕はやっぱり本は「紙」を自分の手で“めくる”から読んだ人の血肉に成ると思う。
この「わざわざ」二枚重ねてめくってしまわないように、一枚、一枚めくるという「動作」までデジタル化してしまうのはなんだか、ちょっぴり悲かったりする。

やっぱり本は出会い

ところ狭しと並べられた本棚のなかから、「これは!」と思う一冊を手に取る瞬間がたまなるく好きだ。

その昔、僕の親世代の方たちがレコード店で音を聞く前にジャケットで好みサウンドを発掘=ジャケ買いしていたように。

THE SILENCE OF THE GAZEBO

中東ガザの写真集。名も知らない彼女たちの目にはどんな世界が写っているのだろうか。講釈垂れ流しの政治家の言葉より、彼女達の無言のメセージほど胸を打つものはない。

20世紀アメリカのポスター

主に50年代から80年代のアメリカのポスターの作品集を取り上げたBOOK
僕の大好物をPICKUPされてた中村さんに感謝したい。

特に60年代に活躍していたグレイトフル・デッドやジャニス・ジョプリン、ジェファーソンエアプレインといったサイケデリック・サウンドを奏でるアーティストのライブのポスターを手がけていたスタンリー・マウスの作品もズラリ。

うーん…たまりません。こちらは気に入りすぎて即購入。

数ある本の中からお気に入りの一冊を選ぶ。やっぱり本は出会いだなと。改めて実感。

ウインドウの端に置かれた、さざなみ古書店さんを象徴する素敵な言葉。

明日をハッピーに生きるヒントや発見がきっとあると思います。

アクセス

所在地 : 滋賀県長浜市宮前町10-12
営業時間:10時00分~17時00分
定休日:木曜日

 

 

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