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TAKASHI BLOG

しばらく自由に外に出られないから最後に焚き火を。

Written by Takashi Yamanaka

Zoom,Skype,テレワーク。そんなワードがここ数日であちこちで聞くようになってしまった。

SF映画みたいな話なんだけれど。

本当に世界が、大きく変わる音のした一ヶ月だった。

不思議な時間だった、なんてきれいなことばでは済ませられない、済ませてはだめだろうと思う。

ついに僕の住むところにも「緊急事態宣言」がでた。

こういう時、人は何を想うかというと、最後に「都会に行きたい」「ブランド物が欲しい」ではなく「自然に触れたい」に成る。

実際、僕は成った。

今日の記事は先日ソロキャンプに行ったアーカイブ。

「奇跡」に近いタイミングだった

僕はこの数週間、ほとんど地元をはなれず、人混みには行かず、写真のように週末は自然界の元、テントを張り、野営を楽しんだ。

仕事の面。去年に比べて、業績はどうか?と聞かれれば「悪い」と答える。

仕事に影響が出始めたのは、2月の頃だった。この頃僕はギリギリ、ハワイに行けていてなんとか日本に帰ってこれたのだ。今思うと「奇跡」に近いタイミングだった。

まだ欧州もアメリカも「対岸の火事」だと思えていた時期で、武漢はじめアジアに注目が集まるものの、日本にもまだ平和な空気が流れていた(今だって世界で見たら、平和な空気が流れすぎている島だと思う。個人の見解を隠さずいえば、もっと厳しい空気であるべきだ、日本も。これはおかしい)。

地球レベルで見て、これは緊急事態だ。言わずもがなの。明白な。またハワイに行きたい、アジアをバックパックで旅に行けないとか、そういう「感情」の話では全然ない。

火を見て想う

直火。あぁ、この日は初めて河川沿いにあるゴロタ石を積み上げ焚き火をした。
なんだか原始時代に戻ったかのようなこの感覚。いや求めてたんだろう。こういうことを。潜在的に。本当はずっと。

薪を割って、ナイフで肉を切って、火をおこして、パチパチと音を立てながら煙がもくもく上がる。
飯盒なんてなくったって、そのまま小型の鍋で全然炊けるのだ。米を洗うには川まで行って渓流の水をクッカーにくぐらせる。

とにかく「初めて」の経験ばかりが楽しい。楽しくてしょうがない。

今の時代。情報を取りにいきたければネットを開いて、無数に出てきて、自分にあった(沿った)情報をキャッチして、その通りトレースしてみたら実際にまるで自分が行ったかのようなことができる。

だけど、もう情報だけじゃ「満足できない時代」に来てるんじゃないかな。

「わざわざ」の時間と”それなり”の労力を使って、自身の「時間」に価値をつけられる幸せ。

この日は初めてステーキ丼を作ってみた。

お金を払って、それなりに美味しい料理もいいだろう。だけれども、もっと僕は「体験」がしたかったのだろう。

クッカーにめいいっぱい敷き詰めた肉は、空腹時の僕を刺激して止まなかった。

これは「生きてる」から思える感情なのだ。

実際に死んでしまったら、こんな乱暴な盛り付けもできないし、これを見たところで何も思えないのだ。

暖をとり、明かりをもらい、料理をする。
そんな恩恵を体現して「火」が持つ力ってやつが「テクノロジー」の発明よりも、心の中を震わせるほど感動した日だった。

こんな「くだらない」と思える日が「当たり前」に過ごせる日が来ることの方が、どんな高級車に乗って別荘を構えるよりも、「幸せ」だと思える日、来てほしい。

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