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TAKASHI BLOG

27CLUB

Written by Takashi Yamanaka

天才は27歳で死ぬ。

僕のBLOGを昔から見ている人は「見た顔だな」っと思ってくれたんではないのでしょうか。

さて、年の瀬に書きたいと思ったのは27club(27クラブ)についてです。

27クラブ(トゥエンティセブンクラブ)は、27歳で他界したロックやブルースのミュージシャンをさす。クラブ27やフォーエバー27クラブとも呼ばれている。

当初は、27歳で他界した「カート・コバーン」「ジミ・ヘンドリックス」「ジャニス・ジョプリン」「ブライアン・ジョーンズ」「ジム・モリスン」の5人が27クラブと呼ばれていわけなんだけれど、現在では27歳で他界したミュージシャンを総称して27クラブと呼ぶ。

なぜ「27歳」?

「27クラブ」の謎に迫るうえで、ある研究チームの報告を引用させていただきたい。

「27歳」鬼門説

オーストラリアで統計学を専門とする研究グループによると、かねてから噂されていたミュージシャンの「27歳」鬼門説は事実ではないとのことである。

チームは、1956年〜2007年のイギリスのアルバムチャート1位を獲得したミュージシャンのうち1046名の死に関して調査した。その結果、「27歳」が死亡率の高い年齢では決してないことが明らかになった。

しかし同時に、イギリスにおいて一般人(イギリス人)と比べるとミュージシャンの死亡率は20代〜30代の間では2倍〜3倍の数値に跳ね上がることが判明。

これはどういうことなのであろうか?裏には何があるのか?次の見解を見てみることにする。

もしかして単なる偶然に過ぎないのか。

以上の研究結果をふまえチームは、「27クラブ」という伝説は単なる偶然に過ぎないと示す。

まず1970年代〜1980年代初期において20代〜40代での死亡例は、1980年代後半に入ると死亡率が高かった年齢層での死亡例がゼロとなる事実がある。

つまり、1970年代〜1980年代初期に20代〜40代のミュージシャンに限って特別な何かがあるということ。

そして、チームが出した結論は「薬物」であった。

薬物が蔓延していたハードロックがメインストリームだった時代から徐々にポップミュージックへ流れが移行していったこと、そしてヘロインなどの薬物の過剰服用への治療法が向上したことが、先ほどの研究結果「死亡率ゼロ」の何かしらの要因になっているのではないか、ということである。

神話といえるのか

薬物に関しては時代の流れもあり、当時の背景を現代では想像することも難しくはある。

が、「27クラブ」には何か薬物だけでは片付けられない、何か神話めいたものが確かにあると私は思っている。

実際に数十人の有名アーティスト・ミュージシャンが「27歳」を迎えると、こぞってこの世から姿を消しているのである。それは格好よくもあり、どこか悲しくもある。

そして死んでしまえば、やっぱりそれで終わってしまう。だったら、末永く私たちを楽しませてくれるような生きる伝説をつくってくれるアーティストがいてもいいのかなとも少し思ってしまう。

いかに挙げる代表的な有名人の他にも、数十人のアーティストが27歳という若さで死亡している。

たとえば、最初の「27クラブ」メンバーといわれる「ロバート・ジョンソン(アメリカのブルース歌手)」や、「リッチー・ジェームス(マニック・ストリート・プリーチャーズのギタリスト)」などである。

では、まずは彼からご紹介しましょう。

ブライアン・ジョーンズ

フルネーム:ルイス・ブライアン・ホプキンス・ジョーンズ(Lewis Brian Hopkins Jones)

国:イギリス

生没年:1942年2月28日 – 1969年7月3日

ザ・ローリング・ストーンズの元ギタリスト

死因:アルコールとドラッグの影響で溺死

ローリング・ストーンズのデビューから知っている人からすると、ストーンズ=ミックやキースでもなく、やはりブライアンという思う人も多いのではないでしょうか。

映画「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」も過去に何度か見ましたが、やはり彼はファッション、音楽性などちょっとミックやキースに無いものを持っていたのではないかと思います。

ストーンズがBluesをRockに昇華させたのは彼の功績が大きかったのではないかと思いますね。

ジミ・ヘンドリックス

フルネーム:ジェームズ・マーシャル・ヘンドリックス(James Marshall Hendrix)

国:アメリカ合衆国

生没年:1942年11月27日 – 1970年9月18日

ジャンル:シンガーソングライター

死因:飲酒しながら睡眠薬を併用した事による中毒・睡眠中に嘔吐した事による窒息死

もう僕のBLOGではおなじみのアーティスト、Jimi Hendrix

彼もまた27歳で亡くなってしまった一人です。

1970年9月に亡くなったジミ・ヘンドリックスの死因は「窒息死」。

睡眠中にドラッグの過剰摂取による影響で吐いた嘔吐物を詰まらせ、窒息死したというのが定説になっています。

黒人社会による様々な葛藤、ドラッグ依存、麻薬不法所持による逮捕など、ジミ・ヘンドリックスも多くの問題を抱えていましたが、世間に与えていたインパクトは当時も相当なものだったようです。

しかし、死亡時のジミ・ヘンドリックスと共に居た女性の証言が明確ではなかったため、信憑性に疑いがあるとも言われているようです。

彼の曲で素敵なのはやはりLitle wing

ギターだけでなく、歌詞のセンスもずば抜けて輝いていました。

ジャニス・ジョプリン

フルネーム:ジャニス・リン・ジョプリン(Janis Lyn Joplin)

国:アメリカ合衆国

生没年:1943年1月19日 – 1970年10月4日

ジャンル:ロックシンガー

死因:ヘロインの過量服用

彼女も僕のBLOGで以前に取り上げました。ジャニス・ジョプリンの人生を描いた映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」は彼女の素顔が見れる非常に面白い映画です。

ジャニス・ジョプリンは喜怒哀楽をそのまま表現する、人間味のあふれる人物でした。

ジャニス・ジョプリンの曲を聞いても、彼女の人柄が垣間見れるような気がします。

27クラブの一員であるジャニス・ジョプリンは1970年10月4日、滞在先のハリウッドのホテルで死亡。

死因はオーバードーズ(薬物の過剰摂取)と確認されました。

ジム・モリソン

フルネーム:ジェームズ・ダグラス・”ジム”・モリソン(James Douglas “Jim” Morrison)

国:アメリカ合衆国

生没年:1943年12月8日 – 1971年7月3日

ジャンル:ドアーズのボーカリスト・作詞家

死因:心臓発作

バンド「ザ・ドアーズ」のボーカル「ジム・モリソン」も27クラブの一員。

「Light My Fire」のヒットで一気に注目の人気バンドとなったザ・ドアーズですが、1969年に行われたライブでジム・モリソンがステージ上で自慰行為を始めた疑いにより逮捕、6ヶ月の禁固刑に処されています。

ジム・モリソンはザ・ドアーズ結成の前からドラックや酒に溺れていたようですが、この事件のときにはライブ中であったのにも関わらず酔っ払っていたのだとか。

ただし、実際にその様子が収められた写真が無いことや、関係者・メンバーからも証言が取れていないことから、本当に自慰行為が行われたのかどうかは不明。

その後、事件から40年後となる2010年12月に恩赦が与えられ、無罪放免となるのでした。

カート・コバーン

フルネーム:カート・ドナルド・コバーン(Kurt Donald Cobain)

国:アメリカ合衆国

生没年:1967年2月20日 – 1994年4月5日

ジャンル:ニルヴァーナのボーカル兼ギター

死因:ショットガン自殺

少年時代からうつ病や薬物依存を患っていたカート・コバーンは、曲作りによる苦悩や、自身が思い描いているあるべき姿(アンダーグラウンドで活躍したかったため)に苦しめられていました。

そんなカートもまた、薬物を摂取したことも要因となり、ショットガンで頭を撃ち、自殺してしまいます。

カート・コバーン暗殺説
カート・コバーンも他の27クラブの面々と同様に、暗殺説が浮上しています。

疑惑を持たれているのが妻(離婚調停中)の「コートニー・ラブ」。

カートが自殺する際にはメモが書かれていましたが、その内容は遺書ではなく妻コートニー・ラブへの批判でした。

また、コートニーが遺産について触れていたことなども手伝い、様々な疑惑が浮上していますが、真相は明らかではありません。
(現在もまだシアトル警察による捜査は続いているようです)

エイミー・ワインハウス

フルネーム:エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)

本名:Amy Jade Winehouse(エイミー・ジェイド・ワインハウス)

国:イギリス

生没年:1983年9月14日 – 2011年7月23日

ジャンル:ソウルミュージック・ジャズ・R&Bのシンガーソングライター

死因:アルコール中毒

カート・コバーンの死から数十年後となる2011年、忘れ去られようとしていた27クラブが再び名が知られる様になったのが、イギリスの女性R&Bシンガー「エイミー・ワインハウス」の死。

エイミー・ワインハウスの死は本当に勿体無いですね。

2003年に発表したデビューアルバム「Frank」が大ヒット、続く2006年に発表した「Back to Black」も大ヒットを記録し、トップR&Bシンガーへと上り詰めたエイミー・ワインハウス。

彼女のアルバムは最近のアーティスト(レッチリ以降?)としては珍しく惚れ込んだアーティストの一人でした。
ソウルフルに歌う彼女はとても2000年代のアーティストとは思えない「古き良き音楽」にリスペクトを掲げた女性だったのではないでしょうか。

ロバート・ジョンソン

フルネーム:ロバート・リロイ・ジョンソン(Robert Leroy Johnson)

国:アメリカ

生没年:1911年5月8日 – 1938年8月16日

ジャンル:ブルーズシンガー

死因:毒殺

最後に紹介するアーティストとは、彼がいなければ現在の音楽シーンがガラッと変わっているであろう重鎮、ロバート・ジョンソンです。

ロバート・ジョンソンはアメリカのブルーズ・ギタリストであり、のちのブルースやロックにも大きな影響を与えた天才ミュージシャン。

あまりの桁外れのギターの腕前に、十字路で悪魔と契約を交わし自身の魂と引き換えにギターの才能を手に入れたという伝説がまことしやかに語られた。
ちなみにこの伝説をもとにしたのが映画『クロスロード』である。
1938年8月16日、27歳で死去。
彼の死亡届には「No Doctor」とのみ記入があり、死因は諸説あるんだけど有力とされているのが不倫相手の旦那に飲み物に毒を盛られて殺された。という説。

あのエリッククラプトンがクリーム時代にロバート・ジョンソンの曲「クロスロード」をアレンジしてLiveで披露し、クラプトンは世に評価された。

 

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今回紹介したアーティストたちは、必ずと言っていいほど幼少期に壮絶な人生を歩んでいます。
そのポッカリと空いてしまった心の穴を埋めるために、ドラッグお酒(僕からすれば酒も十分合法ドラックの位置づけ)に溺れてオーバードーズ(過剰摂取)やそれが原因で自殺など。

若くして死んでいった偉大なアーティストは、皆、ガラス細工のように繊細なハートの持ち主でした。

そんな中でも、一番最近亡くなったエイミー・ワインハウスのこの曲を最後に入れてお別れです。

 

“Rehab”

Amy Winehouse

※タップ(クリック)すると曲が流れます。

 

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