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TAKASHI BLOG

安心は飽きる。

Written by Takashi Yamanaka

日本人はこと、安定というものが好きだ。

安定のその先にある安心。

しかし、僕は「安心」は飽きる。

なぜって?

それは、「安心」を選んだが故にその結果が分かってしまう末路に。

就活こと、仕事のことなど最近いろんな相談をされる。

それとは別に今まで幾度となく、僕に相談してきた彼がいた。

関東で働いている彼は勤続年数10年以上のベテランで。学校を卒業してからずっーとその仕事をしている。

そんな僕に「未経験だけど仕事を一緒にしたい。今の仕事で長期休暇が取れそうだから、そのタイミングでタダでもいいから働かせてください」 確かに彼はそう言った。

でも僕は、受けれなかった。

作れなければ意味がない

厳しい言い方だけど結果はわかってる。

「できない」のだ。

それにはっきり言ってしまえば時間のムダだ。

なぜなら、僕の仕事は特にだけど、安定を取りながら=新しいものを掴む。

というケースには向いていない。常にトレードオフなのだ。それに、そんな簡単な仕事じゃない。

作ったか。作れてないか。

そのどちらかなのだ。

作れなければ、意味がない。のだ。お払い箱なのだ

かかった時間や、作業過程なんてお客さんからしたら、ほとんどどうでもいい話で。

優しさ半分で受け入れることもできただろう。だけど、きっと彼は後悔してしまう。

基本的に「デザインの仕事」って言われたことだけをこなす人には、超絶に向いていないと思う。

というか不可能だ。

常に持ちたい意識

これを説明する時にいつもいうのが、結婚した相手が「今日のごはん何がいい?」と聞いてきたとして「美味しいもの」と答える。

それで質問の答えに満足させる料理を作れれば、きっとあなたも料理人にもなれるし、デザイナーになれますよ。っていう話。

待ち合わせ場所を送れば、1から10まで相手に聞くのではなく、それをヒントに時間や車を止める場所、歩く距離、集合時間までを逆算する。

こういう訓練の積み重ねが「言われたことだけをこなす人」への脱却への第一歩だと思う。

さっきの料理の話。「酢豚を作って」というオーダーは簡単。クックパットに聞けばいい。

だけど「美味しいもの」というかなりアバウトな答えに対し、相手にお釣りが返って来るくらいの「美味しい料理」が作れたらスゴイよね。

それがこれからの時代に必要な人材だと本当に思う。

だって、言われたことをそのままやるのは、これからの時代「人間」じゃなくていいのだから。

その結果が分かってしまう末路に

「安心」は飽きる。

なぜか。それは、「安心」を選んだが故にその結果が分かってしまう末路に。

しかしながら、「人間」とはずるいよね。
安心がほしいのに。途端にそれを手に入れた瞬間からそれに飽きるんだもの。
綱渡りのようなスリルの向こう側には、確かに、安定を選んでいては見られないものを手に入れることができるだろう。

でも安心を取らない「自由な生き方」ってやつはギャランティの保証が残念ながらどこにも無い。

それを分かってやってる、このデザインのしごと。

やっぱり楽しい。

だって「結果=終わり」がないじゃない。

だから、飽きずにやり続けられんだと思う。

 

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