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TAKASHI BLOG

ちょっと向こう側を覗いてみようか。この桜、舞う季節のはじまりに。

Written by Takashi Yamanaka

不意に吹き荒れる春の風の隙間に見える、澄んだ凪の琵琶湖。バタバタと過ぎていいた3月が嘘のように目の前に広がる景色。

季節を追いかけて生きてゆくことが、もしかしたら一生はできないのかもしれない、本当はしたくないのかもしれない。ゆっくりと、けれど急ぎ足で過ぎていった変化のある三ヶ月だった。

そんな思いで湖岸を走らせる、昼下がり。もう何度目だろうか。いや、何年ぶりだろうか。この気持ち。

あれ?僕は何を求めているのかな?、今まで何をしてきたのかしたのかな?そしてこれから何処へ行くのかな…?というような、ずっと昔、十代に味わった思春期の恋の悩みのように、ぐるりと、自分の立ち振る舞いを。

振り返らなければ、けれど同時に、どこかへと向かってまた歩き出さねばなければ、というような大切な岐路に。立っているような心持ち。

この数ヶ月、けれど見ないふりをして、目の前のことに一生懸命向き合ってきたからこそ。

わかった気がする。

それにしても辛いな。花粉症。もう何年もこの花粉とは戦っているはずで、毎年のことだから少しは強くなれるかな?っと思ったけどやっぱりそれは無理だった。

マスクをつければその肌に当たる箇所は荒れるし、目はゴロゴロ。PCに画面を見てられないくらい実に辛い。デスクにキーボードを叩くために座っているのか、ティッシュを独り占めするために座っているのかわからない。

今よりも居心地のいいところって、それはきっとあるんだろうな。でもそこにわざわざ足を向けることもなく。昨日みんなで楽しく飲んだウイスキーの余韻を抜ききるためだけに、僕は駅前のカフェでコーヒーを二杯注文した。

駅前の工事も着実に進み、カタチになってきて、「時」が進んだことだけをしっかりと僕にわからせてくれる。「もっとうまく生きれたらな。」なんて自分には、ほぼ無理だとわかっていることを思いながら。

そんな希望的観測の先に一体何があるというのか。もっと自分の立ち位置を。もっと自分の歩幅を噛み締めて歩いて行こう。

カフェの奥にあるシンクからか。水の音がしている。
外は嘘みたいな青空で。

琵琶湖近くに車を停め、近くのベンチに腰掛け、PCを開けてキーボードを叩こうと思って桜を見た。

そこには「刹那的に生きるということをもう少し続けてもいいよ。」と、心風吹き抜ける、春。

まるでお天道様が言っているようだった。

日本には本当にその一瞬にだけ輝くために生まれているいきてるな。と、この時期になると思うことがいくつかある。

桜、蛍、蝉。 短命であるがゆえの彼らも、もしかしたらどこかで誰かを思っているのか。

 

“It Makes No Difference”

The Band

 

※タップ(クリック)すると曲が流れます。

 

 

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