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TAKASHI BLOG

ボケたらあかん長生きしなはれ。

Written by Takashi Yamanaka

先日参加した勉強会で「日本でいちばん大切にしたい会社」にも選ばれた静岡県にあるパイプの製造販売を手掛ける「コーケン工業」の村松久範会長がスピーカーとしてお越しになられていた。

社会的弱者を大切にする会社に贈られる「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の中小企業庁長官賞を受賞した。従業員約300人のうち、60代以上が34%を占め、最高齢は梱包業務を担当する89歳の男性という。

色々な経営哲学をお話されておられる中で、仰られていた言葉がとても印象深かったのでご紹介。

歳を取ったら出しゃばらず憎まれ口に泣き言に
人のかげ口、愚痴いわず他人のことは褒めなはれ
聞かれりゃ教えてあげてでも知ってることも知らん振り
いつでもアホでいるこっちゃ

 

勝ったらあかん 負けなはれ いずれお世話になる身なら
若いもんには花持たせ 一歩さがってゆずるのが
円満にいくコツですわ。いつも感謝を忘れずに
どんな時でも へえ おおきに

諸説あるが、加賀自生山(僧侶)の作で、松下幸之助が広めたらしい言葉だとか。

「聞かれりゃ教えてあげてでも知ってることも知らん振り。いつでもアホでいるこっちゃ」や「勝ったらあかん 負けなはれ」の部分は、処世術のようにも捉えることができるかも知れないが、あえて言うならば人間のもつ「徳」として考えることもできるフレーズだと感じた。

これは特に若いうちはできない。実際、僕が出来てなかった。
知っていることは聞かれてもないのに何も気にせず、喋ってしまい、勝てる勝負は「どうだ」とばかりに、完膚なきまでに勝ってしまう。

今振り返ると「かわいいな」と思うそんな行動だけど、当時は、おそらくそんな主張が全ての世界でしか、生きられなかったたんだろう。

でもこれって頭がいいとか、悪いとかじゃなくてきっと皆そうだったと思う。認められたいし、褒められたい。

そう思われたいが為に知識をひけらかしたり、意地でも「勝利」にこだわってしまう。

でも「そんなことはどうだっていい」

そう思えた時から僕は、うんと人生が楽しくなった。

この「ボケたらあかん長生きしなはれ」のフレーズを、20歳の自分に聞かせてやりたい。何を感じれただろうか。

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