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TAKASHI BLOG

告白。

Written by Takashi Yamanaka

朝晩がめっきり涼しくなり、秋を感じるようになった。

そんな秋の始まりに告白を。

最近ご用命をいただき、デザインのお仕事以外にライターの仕事を幾つかスタートしています。

そんな物書きの仕事をしておきながら、こんなこと言うとおかしいんだけど、実は文章を書くということが苦手だった。

結構これ言うと、周りから「うっそ〜!!」なんて言われるんだけど
本当だ。

以前、独立する前の制作会社に在籍しているときも、「話が支離滅裂」「主語と述語がないから何が言いたいのかよく分からない」など散々だった。

実際は、そんなひどくはなかった(笑)んだけど「プロ」としてやっていくんだったら全然話になりませんよ。ということ。

食っていけない。

せっかく、ほとばしるほど熱い思いや、感情がこみ上げてきても、これを「文章」に起こせなければ話にならにし、それはもはや「無い」も等しいからだ。

これ流石にまずい。

と思い、僕は本屋へ駆け込んだ。

そこで当時はそんなにお金もなかったらから中古本で300円くらいの「小学生の主語述語」とか「正しい文章の作りかた」など自分の仕事に活かせそうな教科書を買った。

今思うと、よくこんな恥ずかしいと思われるような本を買ったなと思うが、当時は本気で「なんとかしなきゃ」という気持ちでいっぱいだったと思う。

そのひつ一つを咀嚼しながら、小学生に成った気分で1ページ、また1ページと勉強していった。

小説との出会い

そんな中で文章の魅力を教えてくれたのが小説だった。

今でもたまに読むけど、二十代前半のころは特によく読んでいた。

あの頃を振り返ると、文豪と呼ばれる著書たちは、ある一定の「リズム」を整えなが起承転結の中で、上手く主語述語を使い展開していく。

その中で、各著者の個性を出していくのだからやはり、「作家さん」という職業はやりがいがある反面、本当に大変な職業だな。
とも思う。

「活字」のみで人の頭の中に入り込みストーリーを進めていくというこの特異な手法は、本当に読書を全くと言っていいほどしてこなかった自分には衝撃だった。

そこからだろうか。

いつしか自分も「言葉」をもっとうまく使って人に何かを伝えたいと思ったのは。

それ以降は、キャッチコピーというもにハマった。

これが最終的に今の仕事にもつながってくるんだけど、短い文章(というかワンフレーズ)写真などを効果的に使い見ている人に訴えかける。

広告とは“基本的には人に見てもらえない”ものだと思っているので、何万と人が行き交う中で「どれだけの人」に印象やインパクトを与えることができるかってとても大切なこと。

季節の持つ独特の空気感だったり、時間の経過していくスピードさえもこの一文で表現する。

キャッチコピーは短い文字だけなので当然、意味が抽象的になるんだけど、それを効果的な写真と合わせることによって、見えなかった具体性がグンと明確になる。

こういう発見があった時から自分がやりたい「仕事」が明確になった気がする。

 

今週末。

柄にもなく中学生の方たちに、自分の生業である「デザイン」のお仕事について講話をさせていただく機会をいただけた。

地元の中学生。

やりたいことと、やりたくないことが行ったり来たりする年代。

仕事のフローや、気をつけていることなど、個人的に伝えたいことは、かなりまとまった。

僕は彼らに、自分の「仕事」を通じて「やりたいこと」を「はたらくこと」に変えられるように上手く伝えたい。

 

「言葉」と「デザイン」を使って。

 

 

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