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TAKASHI BLOG

結局、僕が見たかったのは街並みや国境でもなく、君たちの瞳の中だったのかもしれない。

Written by Takashi Yamanaka

会いたかった。

カンボジア独自の赤土を踏みしめて、最後の目的地NPO法人グローブジャングル様が活動されている内容を見たくて、触れたくてアポイントを取らせていただき、見学させていただく機会に恵まれた。

NPO法人グローブジャングル

カンボジアの首都プノンペンに事務所を構え、活動をスタートしたNPO法人グローブジャングル

以前にも紹介した記事はこちらから

カンボジアという国で1970年代に起こった悲しい内戦の爪痕として、まだまだ残る沢山の課題のひとつ、『貧困』という課題の中で生きている人々に出会い、支援活動に取り組みながら、その中で生きている人々と一緒に、前を向いて歩むことをスタートされた。

NATURAL VALUE

NATURAL VALUEは2014年から始まったママの「仕事と暮らし」を支援するプロジェクト。

シェムリアップ市内から45kmほど離れたスヴァイチュルム村という農村部に作業場を構えて、

ママが本気になって取り組める職場を作っておられる。

村の8割は農家だけど、その3割が農業で生計を立てられないためタイなどの近隣諸国へ出稼ぎに行くことが多い。

また、村には農業以外の仕事があまりなく、様々な理由で農業ができない人たちもいるのも事実。

そんな村の中で、ママたちが仕事を通して輝く場所を作りたいと、始まったのがこのプロジェクト。

生活が大変な村の女性に対して、彼女たちの手先の器用さを生かし、日本や世界中の皆様に喜んでいただける商品を一緒に作り出している。

これがホント、素敵な取り組みで。
代表商品でもある「かごバッグ」は素晴らしいクオリティで。日本人がイメージしている「東南アジアの商品」とは一線を画す仕上がり。

まさに一生モノのアイテム。

お昼はスタッフの女性の方たちとお昼ご飯をいただいた。

これがまた美味しくって。

カンボジアの独特の胡椒とライムを効かせたスパイスが本当に癖に成ってしまい帰国してからもずっとこの味が恋しくて仕方ない。

このNATURAL VALUEのスタッフ、ヘインさんとモンさんと記念に一枚。

写真が無くて残念だけど、以前にこのNATURAL VALUEで作られたサンダルは渋谷109のエスペランサでノベルティとして出されたアイテムがあった。大人気すぎて「エスペランサ史上、最も早く無くなってしまた伝説のノベルティ」として未だその記録を塗り替えていないとか。

こういった取り組みが作りての女性のモチベーションにも繋がるし、長く続く秘訣だとも思う。

そして、そしてNPO法人グローブジャングル様のもう一つ取り組まれている、学校を作るプロジェクト。

MANGO SCHOOL

もともとカンボジアにはたくさん先生たちがいました。

しかし、ポルポト時代に多くの先生たちが殺され、学校も機能せず、子どもでさえ働かざるをえない状況が当たり前でした。その結果、当時は文字の読み書きができない人たちがほとんどでした。

もともと公立小学校・中学校として運営が行われており、廃校になっている校舎や倒壊の恐れがあって壊した校舎があるところ、子どもたちの増加に伴い教室が足りないところにNPO法人グローブジャングル様は「学校建設」という支援をされています。

元気に毎日学校に通う子どもたちは、日本のどこかそれとは違っていて。彼らの瞳は驚くほど澄んでいて。「汚れを知らない瞳とはこのことだ」なんて一人、自分の胸の中で言ってみた。

「学ぶ」ということの大切さを、親御さんよりも子どもたちの方が深く考えている傾向があった。

教育の現場から

辛い歴史が数十年前にあっただけに、自分の国の言葉の読み書きや算数ができるようにと、今まで以上に教育は大切だと考える親たちも増えてきているそうで。

教室を見学させてもらったけれど、レベルがすごかった。幼稚園児から中学生の子どもたちを見学させていただいたけれど、みんな堂々と自己紹介したり、先生の英語の質問に対して、ものすごくしっかりした返答で受け答えする。

何より、発音がすごくいい。

僕は前から日本の小、中学の英語教育はほぼ意味が無いと思っている。

結局のところ、教科書で一生懸命勉強しても外国へでかけても全くしゃべれないパターンが9割。

それもそのはずで、日本って間違った英語を教えているな〜。っと海外に行くとすんごい感じる。

例えば英単語の「Water」だけど。日本で習うのは「ウォーター」。

で、発音の時もほぼこのまま覚えちゃうから、このままの発音だと「水が欲しい」という思いも現地では全く汲み取ってもらえない。

カタカナ表記の発音で表すと正しくは「ワラ」が一番近いと僕は思う。

それを幼稚園の歳から「当たり前」のように会話の中で使っている子どもたちを見て、素直に僕は感動した。

やっぱり、識字力って人生を生きていく上で、人とコミュニケーションとったり、知識を吸収していく上でとても大切。

こういった取り組みが「人が人らしく生きていく」という部分でもしっかりと柱になってくる。他人の嬉しさ、悲しみや、怒りが汲み取れるからこそ、その人に対して何ができるかを考えさせられるし、それを行動に移せる原動力にも繋がるのだ。

幸せの価値とは

授業などを見学させてもらったてから、少し時間ができたのでドローンで空撮しようとフライトした瞬間から子どもたちから「わぁ〜〜〜!!」の声。

無邪気にはしゃぐ子どもたちを見て、心が安らいだ。

別の村から片道バイクで送り迎えをしてもらっている子供がいる。
毎朝、学校へ行きたくてハンモックで寝ている親を起こしてまで学校に通う子供がいる。

「学ぼう」と一生懸命に毎日通う子どもたち。
これは何も彼らを見て日本の子供達と違う。と思ったわけじゃない。それは何も特別なことではない。
ああなりたい。という夢の向こう側に、子どもたちの思いがあるからだ。

日本では「当たり前」のことが国境を超えたら「奇跡」に近いようなことがよくある。
物があることは、物質的には確かにとても素晴らしいことだと思う。
だけど、それと引き換えに「幸せの価値」が国単位でバラバラなのもまた事実で。

「別荘がほしい」「いいクルマに乗りたい」「いい家に住みたい」

本来なら家族といるだけで幸せなのに、自分たちの欲を更に求め続ける。そこには家族以外の、他人から観たステータスなど本来求めるべきではない邪念に似た想いが交差する。

だけど、その土地で幸せの価値を見出だせた人こそが、結局「幸せ」なのだ。

それは、僕自身うんと若い時からうすうす気づいていたことではあったのだけれど、どこの土地にいても、幸せを見つけられる人こそが本当の意味で「幸せ者」なのだ。

そんな彼らの澄んだ瞳を見て、気づかせてもらった旅でもあった。

近い将来、NATURAL VALUEのようなアーティストが作るハンドメイドのアイテムを紹介できるサイトを作って日本の方たちにも紹介していきたいな。

to be continued…

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