The Dark End of The Street

2018.05.27

最近ちょと音楽ネタなかったので久々UP。

僕は若いときから仕事柄、音楽を四六時中音楽を聴いける環境にありました。そのほとんどが洋楽が多く、特に60年代〜70年代のブルーズやソウル、R&Bと行ったブラックミュージックからカントリーやロックなど様々な音楽に触れる機会が多く幾度となく、いろんな音楽に励まされたこともありました。

歌にはその時々に体験した思い出のシーンなどがあって、時に勇気付けられたり、切なくなったり。音楽には数値化できないパワーがあると思う。

僕は古今東西の良き音楽を伝える伝道師と(勝手に)思っているで、月に何度かは、知られていない曲を紹介していこうかなと。

ということで、前置きが若干長くなりましたが、今日ご紹介する曲は「Dark End of the Street」です。この曲は、ジェイムス・カーのレパートリーの中でも一番人気の高いソウルナンバー。

大ヒットとまではならなかったが、現在に至るまでパーシー・スレッジやライ・クーダー、そしてリンダ・ロンシュタット、グレッグ・オールマンなど多くのミュージシャンたちがカヴァーしてきた名曲。ししながら日本では、ほとんど知られていません。

通りの外れにある暗がり

1966年のある日、ダンとチップの二人はアメリカ音楽の聖地、メンフィスで開催された《ディスクジョッキー会議》なるものに参加していた。

ダラダラと長引くその退屈な会議の空気の中、彼らはフロリダのDJドン・シュレーダーなどと一緒にコソコソとトランプ遊びをしながら時間をやり過ごしていたという。

ようやく一段落して会議が休憩に入ったときに、二人は気を紛らわすかのように近くにあった楽器を手にしながら…わずか30分ほどでこの曲を一気に書き上げた。
歌詞の内容はズバリ、不倫

してはいけない恋をしている男と女がいつも人目を避けて偲び逢う…
The Dark End of The Street…そのタイトルを直訳すると「通りの外れにある暗がり」となる。

古今東西、様々な音楽家たちが繰り返しテーマにしてきた“許されない恋”を描いた作品の中でも、とりわけ「せつないメロディー」として人々にひっそりと愛され続けてきた名曲だけど日本ではほとんど知られてません。

久しぶりに聴いたけど、やっぱりこの歌は凄いなと改めて思いました。

僕が大好きなTedeschi Trucks BandがこのThe Dark End of The Streetを演奏しているシーンがありました。

この大所帯バンドで何層にも重なるコーラスがとっても魅力的です。

The Dark End of The Street

At the dark end of the street
通りの外れにある暗がり

That’s where we always meet
そこは俺たちが いつも会うところ

Hiding in shadows where we don’t belong
居てはいけない場所で 物影に隠れ

Living in darkness to hide our wrong
二人の過ちを隠すために 暗がりで生きる

You and me
おまえと俺

At the dark end of the street
通りの外れにある暗がりにいる

You and me
おまえと俺

I know time is gonna take its toll
時には大きな犠牲を強いるだろう

We have to pay for the love that we stole
俺たちはいずれ 奪った愛の代価を支払わねば

It’s a sin and we know it’s wrong
それは罪なことで、過ちだと分かっているから

Oh, but our love keeps coming on strong
でも俺たちの愛は 強くなるばかり

Steal away to the dark end of the street
通りの外れの暗がりで人から盗んだ愛だけど

They’re gonna to find us
いずれ 俺たちは見つかるだろう

They’re gonna to find us
彼らは 俺たちの不倫の現場を見つけるだろう

They’re gonna to find us
いずれ 俺たちは見つかるだろう

Lord, someday
あぁ、いつの日か

You and me
おまえと俺

At the dark end of the street
通りの外れにある暗がりにいる

You and me
おまえと俺

And when the daylight hours roll round
そして 明るい昼の時が巡って来て

And by chance we’re both downtown
偶然二人が ダウンタウンで

If we should meet
もし俺たちが 出会ってしまったとしても

Just walk on by
ただそのまま 通り過ぎることにしよう

Oh, darling, please don’t cry
あぁ、ダーリン、 お願いだから泣かないでくれ

Tonight we’ll meet
今夜 俺たちは会おう

At the dark end of the street
通りの外れにあるあの暗がりで…

 

なんというか、人間の「悲しい性」みたいなものをこの曲から犇々と感じる。

ティーンネイジャーに味わった、恋のドキドキ感とは違う、緊張感と後ろめたさが同居しているだろうこの雰囲気がとてもリアル。

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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