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TAKASHI BLOG

Googleが制作した “シリアを探して”

Written by Takashi Yamanaka

梅雨入りしたのにもかかわらず、カラッとした夏日が続く毎日。さすがに先日の屋根を叩きつける大雨には参った。

一晩中降り続く雨の中、僕は次のWEBサイト制作案件のために海外の大手WEBサイトをいくつかリサーチしていた。

そこでGoogleが作ったあるサイトに出会って僕はただ呆然としてしまった。

Searching for Syria

シリアの現状を世界の人々に伝えるために作られた、縦に長くスクロールしていく非常に見やすくデザインされたWEBサイト。

人口(推定2,200万人)の約半分が故郷を追われ、500万人が近隣国で難民となり、NEWSなどでご存知の通り、シリア人は世界で最も難民を出している国となってしまた。さらに630万人がシリア国内で家を追われ避難民となっているのが現状。

そこで、ニューヨーク/ロンドン/パリ/ベルリン/マドリッド 2017年5月22日 ― UNHCRとGoogleは、世界中のオンライン・ユーザーへ、力強い新ウェブサイト”Searching for Syria“(シリアを探して)を立ち上げた。

シリア難民危機、それによって生じている驚くべき人的損失、暴力と迫害で家を追われる何百万ものシリア人家族が生き延び、尊厳を回復できるように援助している世界の人道的対応に関する実態について有益な情報を提供しています。

今、サイトをスマホで閲覧している方がいれば、この記事を読み終えてからで構いませんので、ぜひPCからアクセスしてシリアの現状を一度、見てください。Googleのテクノロジーでこれまでにはないアニメーションや、僕もサービスを提供させていただいているストリートビューを取り入れたりその他、動画・写真の構成などでとても見やすいサイトになっています。

伝えたい戦争の怖さ。

例えば下のアレッポのモスクの写真では右下の白い「コード」と訳された部分をクリック(タップしながら)上に引っ張りあげると「今」の破壊されてしまったモスクが”同じアングル”から現れます。

UNHCRのデータ及びストーリー、Googleトレンド等の結果を結合させ、世界の人々がシリア難民危機について尋ねる、以下の5つの一般的な疑問に対する回答を届けている。

  • 紛争前のシリアはどのようであったのでしょうか?
  • シリアで何が起こっているのでしょうか?
  • 難民とは?
  • シリア難民はどこへ行ったのでしょうか?
  • どうすればシリア難民を助けることができるのでしょうか?

 

“Searching for Syria”のサイトは、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語が公開されており、アラビア語バージョンも公開予定。

しかし、残念なことですが日本語では公開予定もないのが現状。そこで翻訳機能がついているブラウザで開き、日本語翻訳をONにして見もらうと、しっかりとした日本語ではありませんがコンテンツの意味は理解できると思います。

※chromeであればサイトを閲覧中に右クリック→日本語に翻訳をクリック。

ひとりでも多くの人に。

さらに僕がなんとかできないかと思う点は、記述した通り日本語に対応していないために、僕達が検索するキーワードでは、この”Searching for Syria”のWEBサイトはなかなか上位に上がらないために日本人には見つけてもらうことが難しいということ。

本当にこういったWEBサイトを見る度に、心が痛むと同時に自分の非力さを痛感してしまう。けれど、まずはなんとかしたいと思う小さな気持ちからしか、ものごとは動かない。

そこでもし、あなたの胸の琴線にふれたなら、入り口はどんな理由だろうと構いません。人に教えてあげたり、この記事をSNS等でシェアしていただけると嬉しいです。

Searching for Syria

ちょうどこの記事を書いているときに思い出したマザーテレサの言葉。

愛の反対は憎しみではなく、無関心です。

Peace
Love
Hope

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