就労継続支援B型事業所W様と「福祉をクリエイト」Vol.1

2020.05.17

今年の1月にもBLOGで記載させていただいておりましたが、新たな取組としてこの度、就労継続支援B型事業所W様と、「福祉をクリエイトする」という観点で新しくこの5月からスタートさせていただくことになりました。

 

NEW OFFICE 〜そしてここから〜

この役半年前に綴っていた記事の内容が形になりました。

今回はVol.1とVol.2に分けて、そもそも、就労継続支援B型になぜ興味を持ったか?、現状どんな問題があったか?、今後目指していきたいカタチについて発信していこうと思います。

木を見て森を見ずだったあの頃

以前からこのBLOGを読んでくださっている方はご存知かとは思いますが、そもそも、この就労継続支援B型に僕が興味を持ち始めた経緯をご説明させていただきますと…ノマドスタイルで東南アジアを旅したことがきっかけでした。

一部過去の自身の記事から抜粋させていただきます。

 

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世界には、沢山のホームレスの子供や、貧困、差別に合っている現状…これは僕が歩いてきたベトナム、カンボジアでもそうでした。自身の仕事を活かしながら少しでも解決することはできないか。と考えていました。

そこで、ある先輩は僕に「タカシくん、世界も大事だけれど、まずは日本というフィールドで見てみたら?」

この時に、夢を海外に向けて描くことは良いことだけれど、まずは地域社会の問題を解決しなければいけない。そんな風に気付かせてくれました。

自身の社業であるデザイン業をベースに、以前からBLOGを通して一貫して思い、感じ、そして発信してきたことの中で特に、力を入れて訴えてきたことが、自分の生業の一旦を活用し、障がいがある人をサポートし、差別を無くす手助けができればという事。

去年の年末は「自分に何ができるか?」という視点から考えました。
デスクワークを活かして何か切り出せることはないか?という事。

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海外の貧困層ばかりに目を向け、自身の目の前の事だけに集中しすぎてしまうなんて、まさに木を見て森を見ずでした。

 

そこで障がい者の方たちにフォーカスを当て色々と調べてみると、さらにここで、次の課題に直面します。

タブー視されている障がい者の方々の給料です。

利用者さんの給料

実際に聞いた内容ですが、一日大体4時間働いて、週2回の勤務。

勤務時間は確かに少ないですが、給料は何と驚きの安さ2000円未満。たとえ2000円だったとしても時給にして62.5円です。

と、話はそこで終わらず、さらに場合に寄ってはここから昼食代と車での送迎代が差し引かれます。

昼食代は一日500円。送迎代も1往復500円だったと思います。

さてそこで、先程の給料から、これらの費用を引くと月の収入は、マイナス6000円ぐらい。昼食は、食べさせてもらっているんだからいいとして、それを差し引いてもマイナス2000円オーバーということになり、交通費の分だけ損をされてしまいます。

働いて、お金を得るつもりで行ってたはずなんですが、働けば働くほどマイナスになるという不思議な状態に…。「月給-6000円…。」

人によって色んな見解があるとは思いますが、僕はこれを知って恐れずに発言させてもらうのであれば「問題」だなと思ったわけです。

そんな背景があって就労継続支援B型事業所W様とアライアンスを組み「福祉をクリエイト」したいとの想いで令和2年5月より二人三脚でスタートする運びとなりました。

この続きはまた次回。

追記:この記事のアイキャッチはカメラが好きな利用者さんに撮影してもらいました。

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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